ひろはた司法書士事務所

相続で財産調査を正確に進めるためのコツを専門家目線で紹介!

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相続で財産調査を正確に進めるためのコツを専門家目線で紹介!

相続で財産調査を正確に進めるためのコツを専門家目線で紹介!

2025/10/14

相続の場面で、財産の調査をどのように進めれば良いか迷われていませんか?

実際、相続財産調査は単に亡くなった方の不動産や預貯金、株式を探すだけでなく、債務やデジタル資産など多岐にわたる情報収集を必要とします。加えて、適切な相続放棄や遺産分割、そして相続税申告の判断には、財産状況の正確な把握が不可欠です。

本記事では、相続における財産調査の流れや、不動産・金融資産・動産等の調査方法、専門家に依頼する際のポイントや費用の比較まで、実務経験をふまえて具体的に解説します。効率的かつ正確な調査によって、相続手続きを円滑に進め、生じうるトラブルを未然に防ぐための実践的ノウハウを身につけていただけます。

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大阪市にある司法書士事務所です。
遺産整理、遺言、生前贈与、家族信託など、相続と生前対策に関するお手続きに幅広く対応しております。
お客様一人ひとりの状況に合わせて柔軟にサポートし、幅広いお悩みに向き合いますので、お気軽にご相談ください。

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大阪府大阪市中央区備後町3丁目1−2 NIPPOアトラスビル5階D

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目次

    亡くなった方の財産を正確に調べる手順

    相続財産調査の全体像と基本の進め方

    ● 相続財産調査の基本

    相続が発生した際の財産調査は、まず全体像を把握し、計画的に進めることが重要です。調査の基本的な流れは、遺品整理等により亡くなった方の財産の種類と所在を洗い出し、必要書類を集めることから始まります。代表的な必要書類である戸籍謄本や住民票などは、大阪市内であれば広域交付制度やサービスカウンターを利用することで、比較的スムーズに取得できます。

    相続財産調査では、不動産や預貯金、株式などの金融資産だけでなく、借金や保証債務などの負債、さらにはデジタル資産や事業用資産まで幅広く対象となります。全体像を見失わないためにも、まずは財産目録の作成を目指し、漏れがないか確認することが肝心です。調査漏れや他の相続人との調整が不安な場合には、専門家と連携しながら進めることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

    相続で必要な書類の入手と確認のコツ

    ● 相続財産調査で集める書類

    相続手続きに必要な書類は多岐にわたります。

    まずは、「被相続人が亡くなったこと」と「自分が相続人であること」を示すため、戸籍謄本と住民票を取得します。そして、その戸籍等を金融機関や証券会社、役所の固定資産税課等に提出して、被相続人名義の財産がないかを調べてもらうという流れになります。

    財産調査の結果は、預貯金や株式等の有価証券であれば銀行や証券会社等の金融機関が発行する残高証明書、不動産であれば役所が発行する固定資産評価証明書および法務局で発行する登記事項証明書等により判明します。各機関によって必要書類や相続手続きの手順が異なるので、よく確認しながら進めましょう。

    調査の取り掛かりとして、亡くなった方の通帳やキャッシュカード、郵送物から使っている金融機関を推測し、該当する銀行・信用金庫等に問い合わせます。見落としがないよう、複数の金融機関を横断的に調査しましょう。

    相続の不動産や預貯金を調査する流れ

    ● 財産目録作成の重要性

    財産目録(財産リスト)の作成は、相続放棄や限定承認の判断、遺産分割協議、相続税申告など、あらゆる相続手続きの基盤となります。まずは不動産、預貯金、有価証券、動産、保険金、事業用資産、デジタル資産、債務の各項目ごとに、財産の種類・評価額・所在・名義を一覧化しましょう。

    注意すべき点は、価値の把握が難しい財産や、見落としやすいデジタル資産・未申告の債務があることです。例えば、不動産の評価方法にはいくつか種類がありますし、ネット銀行の口座や仮想通貨、未払いの医療費や保証債務などは見落としのないよう注意が必要です。誤った情報や漏れがあると、相続税の申告漏れや遺産分割トラブルに発展するリスクもありまし、相続放棄や相続税申告など期限がある手続きもあるので、正確さと早さを両立して調査を進める必要があります。

    相続のための財産リスト作成手順と注意点

    ● 見落としやすい資産

    相続時に見落としやすい財産として、デジタル資産(ネット銀行口座、電子マネー、仮想通貨)、保険金(未請求の生命保険や年金)、事業用資産、財産価値のある動産(自動車、貴金属、美術品)が挙げられます。これらは通常の調査では把握しづらく、特にデジタル資産はIDやパスワードが必要な場合もあるため、遺品やパソコン、スマートフォンの確認が不可欠です。

    また、借金やローンなどの債務も見落としやすい項目です。郵送物や契約書、クレジットカード明細、保証人契約の有無などを丁寧に確認しましょう。財産の見逃しは、後々の相続放棄や限定承認の判断ミス、相続税申告の誤りにつながります。少しでも不明点があれば、早めに専門家に相談することが安全です。

    初めての相続財産調査、何から始めるべきか

    相続財産調査のスタートガイドと準備事項

    ● 円滑な調査のために

    相続財産調査を円滑に進めるためには、最初の段階でしっかりとした準備が必要です。まず、亡くなった方の基本的な情報(氏名、生年月日、住所、本籍など)を整理し、戸籍謄本や住民票などの取得に備えます。これにより、相続人の特定や財産の所在確認がスムーズになります。

    大阪市内での相続では、区役所や法務局、金融機関など複数の窓口を利用することが多いため、必要書類のリストアップとスケジュール管理を徹底しましょう。特に戸籍や住民票の広域交付制度を活用することで、時間と手間を省くことができます。準備段階で専門家に相談することで、手続きの抜け漏れやトラブルを未然に防ぐことができます。

    相続の第一歩は戸籍・住民票の取得から

    ● 基礎となる戸籍の収集

    相続手続きの最初のステップは、亡くなった方の戸籍謄本や住民票の取得です。これにより、誰が法定相続人となるのか、また相続人が何人いるのかを明確にすることができます。大阪市では区役所で戸籍や住民票を比較的スムーズに取得できるため、早めの手続きを心がけましょう。

    戸籍取得の際には、出生から死亡までの連続した戸籍をそろえる必要があり、不備があると相続人の確定や財産の名義変更に支障をきたすことがあります。特に大阪市の場合、広域交付制度を利用することで、他市区町村の戸籍も一括で取得できるため、効率的な調査が可能です。専門家に依頼する場合も、戸籍の収集がスピーディーに進む場合が多く、費用対効果を考えて検討するとよいでしょう。

    相続で知っておきたい財産調査の基本項目

    ● 財産ごとに異なる調査方法

    相続財産調査では、不動産や預貯金、有価証券、保険金、動産、事業用資産、デジタル資産、債務など多岐にわたる財産を網羅的に調べる必要があります。これらを正確に把握することで、相続放棄や限定承認をするか否かの判断材料となり、遺産分割や相続税申告においても重要な基礎資料となります。

    例えば、不動産の場合は登記事項証明書の取得、預貯金は金融機関への残高証明依頼、有価証券は証券会社への照会など、各財産ごとに調査方法が異なります。大阪市内であれば、地方銀行の支店があることも多く、地元の法務局や金融機関を活用しやすい点がメリットです。調査の際は、漏れのないようチェックリストを作成し、専門家のアドバイスも活用しましょう。

    相続対象となる財産の種類と調査方法

    ● 主な相続財産の種類

    相続財産には、不動産(土地・家屋)、預貯金、有価証券(株式・投資信託等)、保険金、動産(自動車・貴金属・美術品等)、事業用資産、デジタル資産、そして債務(借金・ローン・保証債務等)が含まれます。各財産の調査にはそれぞれ特徴があり、正確な方法を理解することが重要です。

    例えば、不動産は法務局で登記事項証明書を取得し、現地調査も行うことで正確な把握が可能です。預貯金は金融機関への残高証明依頼、有価証券は証券会社への問い合わせ、保険金は保険会社へ請求書類を提出し、動産は車検証や評価書の確認が必要です。近年ではデジタル資産(ネット銀行や仮想通貨など)の調査も増えており、IDやパスワードの有無が調査の成否を左右するため注意が必要です。債務についても、金融機関や保証会社への照会を怠らないようにしましょう。

    相続財産調査で最初に確認すべきポイント

    ● 財産を見落とさないために

    相続財産調査の初期段階で最も重要なのは、漏れなく財産を洗い出すことです。特に大阪市のような都市部では、複数の不動産や金融資産が存在するケースが多く、思いもよらない負債が見つかることもあります。まずは通帳や証券、権利証、保険証券などの書類を集め、財産目録の作成を始めましょう。

    また、相続放棄や限定承認を検討する場合、債務の有無や額を早期に確認することが不可欠です。専門家に依頼することで、調査の抜け漏れや手続きの遅延を防ぐことができるため、初動の段階から信頼できる司法書士や弁護士などと連携することをおすすめします。実際に大阪市内での相続では、専門家のサポートにより、複雑な財産調査もスムーズに進んだ事例が多く報告されています。

    財産調査を正確かつスピーディーに行うべき理由

    相続放棄判断に必要な財産調査の進め方

    ● なぜ相続財産調査が必要なのか

    相続の際、財産調査は最初に行うべき重要なプロセスです。この調査はできるだけ正確に、素早く行うべきとされていますが、それはなぜでしょうか。

    まず、相続財産の全容を正確に把握することで、相続人は精神的な安心感を得ることができます。調査が不十分な場合、誰がどのように相続するのか、相続手続きをどのように進めていけばよいのかがわからず、不安定な状態が続きます。さらに、未確認の債務や資産が後から発覚し、予期せぬトラブルや追加手続きが必要になることも少なくありません。

    財産調査を通じて全容を把握することで、相続人同士の信頼関係が維持され、トラブルの未然防止につながります。安心して手続きを進めるためにも、調査の段階から専門家のアドバイスを活用することが有効です。

    適切な遺産分割のための相続財産調査とは

    ● 相続放棄や限定承認を判断するため

    被相続人の負債が多かったり、どれだけ負債があるかわからなかったりする場合の選択肢として、相続放棄や限定承認があります。相続放棄をすれば初めから相続人でなかったことになりますし、限定承認をすれば被相続人の財産の額を超える負債の返済義務はなくなります。

    しかし、どちらの手続きを行う場合も、被相続人の死亡を知った日から3か月以内に裁判所に申述しなければ利用できません。つまり、被相続人が亡くなってから3か月以内にその財産調査を終了し、負債がどのくらいあるかを把握しなければならないのです。期限を過ぎると単純承認とみなされ、すべての負債を相続するリスクがあります。

    相続財産調査を確実に進め、優先順位を意識した調査を行うためにも、相続放棄を検討している場合には、専門家への相談も検討しましょう。

    相続税申告を見据えた財産調査のポイント

    ● 納得した遺産分割をするため

    被相続人の財産の分け方は、遺言がない限り、相続人同士で話し合う遺産分割協議によって決まりますが、相続人全員が納得して話し合うには、すべての財産と債務の正確な把握が不可欠です。

    財産調査を怠ると、後から新たな資産や債務が発覚し、遺産分割協議のやり直しやトラブルの原因となります。相続人同士の信頼関係を維持し、公平な分割を実現するためにも、客観的な資料に基づく正確な財産目録を作る必要があるのです。

    相続財産の全容把握がもたらす安心感

    ● 正しく相続税申告をするため

    相続財産の総額が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」を超えると、相続税を申告しなければなりません。この相続税の申告期限は相続開始後から10か月であり、原則として、それまでに相続財産の調査を終え、遺産分割方法を確定させなければならないのです。

    相続税申告のためには、課税対象となるすべての財産の評価額を正確に把握する必要があります。特に大阪市のような都市部では、不動産の評価額が高くなりやすく、相続税が発生するケースも少なくありません。

    「自分は相続税申告が必要か」不安な場合には、期限内に正確な財産調査をする必要があります。調査の遅れや評価ミスは、申告漏れや追徴課税のリスクを高めますので、専門家に依頼し、速やかに調査を進めましょう。

    相続トラブル防止のための調査注意点

    ● 調査ミスがあるとどうなるか

    相続トラブルを未然に防ぐためには、財産調査の過程で「漏れ」「誤り」「確認不足」を避けることが重要です。

    調査ミスによるトラブル事例として、相続人の一部が財産を把握できず不信感が生じたり、後日発見された債務で相続放棄が認められなかったりといった事例が挙げられます。正しくスムーズに調査を進めるには、早い段階で専門家を活用することが成功の鍵です。

    一般的な各種財産の調査方法

    相続財産調査を専門家に依頼するべきケース

    ● 不動産

    土地や家屋といった不動産は、法務局で管理されているほか、役所の固定資産税課でも把握しています。

    法務局では、各土地や家屋について登記記録を作成し、地番・家屋番号を付して管理しています。この登記記録を見れば、「不動産の所有者は誰か」「大きさはどのくらいか」「抵当権や質権などの担保がついているか」を確認することができます。

    さらに、法務局でも管理できていない建物(未登記建物)が存在することもあります。そのような建物を把握しているのが役所の固定資産税課です。登記されていない建物に対しても、固定資産税は課されていることがほとんどです。よって、役所に照会することで、法務局ではわからなかった不動産の存在が判明することがあります。

    このような特徴から、不動産は以下の方法で調査すると効率的です。

    ・不動産の登記済権利証や固定資産税納税通知書からわかる所在地や地番、家屋番号をもとに、登記記録を閲覧する(または、登記事項証明書を取得する)。
    ・不動産がある市区町村役場から、固定資産税の評価証明書と名寄帳を取得する。
    ・不動産を賃貸している場合や土地に地上権が設定されている場合には、その賃貸契約等の基礎となる契約書を確認する。

    さらに、遺産分割協議をする際には、不動産の価値が問題になることがあるでしょう。不動産には「公示価格」や「固定資産税評価額」「路線価」などのいくつかの評価基準があるので、このような価格を参考にしつつ、争いに繋がりそうな場合は専門家の介入をおすすめします。

    専門家選びで失敗しないための相続ポイント

    ● 預貯金

    預貯金については、通帳やキャッシュカードから判明した取引銀行に照会して、解約手続きを進めます。

    照会する際は、支店に直接電話等で連絡するほか、三井住友銀行やりそな銀行ではオンラインによる相続手続きも受け付けています。銀行に連絡すると口座が凍結され、入出金が停止されるので、引き落としが残っている場合などには注意しましょう。

    銀行に連絡した後の流れは銀行によっても異なりますが、大まかには① 戸籍謄本等の相続人を確認できる書類や相続人の印鑑証明書を提出する、② 相続手続きの申込書(相続届等)を提出する、③ 遺言や遺産分割で決められた支払先に預貯金が振り込まれる、といった流れになります。各銀行の手続きの流れに従い、必要な書類を準備しましょう。

    なお、近年はネット銀行も主流になっていますが、ネット銀行は通帳がなく、口座が見つけられないケースもあるので、被相続人のスマートフォンにネット銀行系のアプリが入っていないかなどを確かめましょう。

    また、相続税の申告が必要となる場合、死亡時の残高証明書が必要となるため、解約の手続きと同時に取得しておきましょう。さらに、過去5年間程度の取引履歴を確認しておくことで、「多額の引出し・贈与・売買がないか」「判明していない他口座に振り替えていないか」等を知ることができます。

    相続財産調査を依頼する際の流れと手順

    ● 有価証券(株式、投資信託など)

    株式や投資信託といった有価証券は、証券会社で保管されています。よって、有価証券の相続手続きは、各証券会社に連絡して進めることになり、そのためにも、どの証券会社に口座があるかを調べる必要があります。

    その調査の基本的な方法は、自宅にある証券会社から届いた書類や確定申告書類を確認することです。また、通帳の入出金記録に証券会社の名前がないかを調べるのも有効な方法です。特に郵便物については他界後しばらく経ってから新たに届くことも多いので、定期的に確認するようにしましょう。

    また、証券口座については、上場株式の所有者を一括で管理している「証券保管振替機構(ほふり)」に開示請求をすることで照会することができます。手数料はかかりますが、漏れなく相続するためにも、被相続人が有価証券をもっている場合には開示請求をしておくと安心でしょう。ただし、未上場株式については開示請求をしても捕捉することはできません。自宅にある株券や郵便物等から未上場株式があると疑われる場合には、その株式を発行する会社に個別に問い合わせましょう。

    依頼前に整理したい相続財産調査の情報

    ● その他の財産

    動産(自動車、貴金属、美術品など)や生命保険金、未払いの医療保険・年金といった保険金も相続財産調査の対象です。

    動産については、車検証や保険証券、購入時の領収書や鑑定書などの現物資料が手がかりとなります。保険金の調査には、保険証券や保険会社からの通知書類、銀行口座への入金履歴が参考になります。被相続人が加入していた保険会社に問い合わせることで、未請求の保険金や給付金がないかを確認できます。また、年金についても日本年金機構や企業年金基金等に照会し、未支給分がないか調査することが大切です。

    これらの資産は見落としが発生しやすく、相続税や遺産分割に影響を及ぼすケースもあります。特に高額な動産や複数の保険契約がある場合は、専門家の助言を受けながら丁寧に調査を進めましょう。

    相続で比較検討したい専門家費用の特徴

    ● デジタル資産

    近年増加しているのが、デジタル資産の相続調査です。

    デジタル資産とは、電子マネーや各種ポイント、暗号資産、デジタル上の著作物など、デジタル上にしか存在しない資産のことです(ネット銀行・ネット証券も含まれることがあります)。

    このような資産であっても、相続手続きの流れは他の資産と特段変わりません。ただし、現物がある他の資産と違って、資産自体が発見しづらいという特徴があります。また、管理している会社が外国にある場合は、解約に時間がかかることもあるので、このような資産については極力本人の生前に整理しておきたいところです。本人の死後、わからない部分については、部屋にある書類やスマートフォン上にあるアプリなどを網羅的に調査し、少しでも可能性のあるものについては管轄の金融機関等に問い合わせてみると安心です。

    さらに、有料サブスクリプションサービスなど、月額・年額で支払いが自動的に続くサービスも、相続人が解約しなければなりません。このような利用料についても、支払履歴が見つかり次第対応するようにしましょう。

    被相続人の負債を調べる方法

    相続財産調査の対象となる主な財産一覧

    ● 債務の調べ方

    被相続人の債務(借金、ローン、保証債務など)は、調査が漏れてしまうと想定外の借金を負ってしまいかねない重要なものです。また、心理的な面から、本人が誰にも話していないことも多いので、確実に調査をするようにしましょう。

    被相続人の債務とその手がかりとして、以下のようなものが考えられます。

    ・銀行や消費者金融からの借入れ
    → 財布にあるカード、利用明細、督促状、DMなどの郵便物
    ・クレジットカードの未払金
    → 財布にあるカード、利用明細、督促状、DMなどの郵便物
    ・自動車や住宅のローン
    → 自動車や住宅を所有していれば要確認。住宅については、登記記録の抵当権や質権も参照
    ・個人間の借金
    → 通帳の履歴、チャットの履歴、相手からの請求
    ・(連帯)保証契約
    → 契約書、督促状、差押えの通知
    ・税金や公共料金の滞納
    → 督促状、差押えの通知

    このように、確認の方法はいくつかありますが、実際には相手方から請求や督促がこない限りわからない債務も多いです。知らない借金についていきなり連絡がきたときは、慌てて支払わず、落ち着いて詳細を確認するようにしましょう。

    不動産の相続で必要な調査書類の入手法

    ● 知らない債務の返済を迫られたときの対処法

    知らない債務について、「支払います」「確かに故人の借金です」等と答えて債務の存在を認めてしまうと、仮にその債務が時効になっていた場合であっても、時効の主張ができず、支払義務が生じることがあります。詳細を確認するときも、「あくまで債務の調査です」ということを伝え、債務の存在を認めないよう注意しましょう。

    どう答えていいか、どのように詳細を確認すればよいか不安な場合は、専門家に相談することをおすすめします。

    預貯金や株式など金融資産の調べ方解説

    ● 信用情報機関への照会

    さらに、念のため、各信用情報機関(JICC、CIC、KSC)へ信用情報の開示請求をすると安心です。

    信用情報機関には、過去5年間の借入れの履歴などの債務に関する情報が登録されています。相続人であれば戸籍や本人確認書類を提出することで開示請求ができますので、しておくと安心です。

    ただし、どの信用情報機関にも登録されない債務(保証債務、個人間の借金、公共料金や税金の滞納)もあります。信用情報機関への問い合わせでおおむねの債務は確認できますが、遺品の捜索もあわせて行う必要があるのです。

    まとめ

    相続財産調査はご自身で進めることも可能ですが、専門家への依頼が特に有効となるケースがあります。例えば、不動産が資産の大半を占める場合や、複数の不動産や預貯金口座が存在して資産の全体像が把握しきれない場合、相続人が多数で意見の食い違いが予想される場合は、専門家の関与が円滑な相続手続きの鍵となります。

    また、被相続人に債務や保証債務があるか不明な場合や、相続放棄・限定承認を検討している際には、調査の漏れが後のトラブルや予期せぬ負担につながるリスクがあります。専門家は法的根拠に基づいて漏れなく財産状況を調査し、相続放棄や遺産分割の判断材料を的確に揃えてくれます。

    特に大阪市のような人口が多く、財産の種類や所在が多岐にわたる都市部では、司法書士や弁護士などの専門家に早めに相談し、相続財産調査を進めることで、相続人間のトラブルや手続き遅延を防ぐことができます。不安がある場合は無料相談を活用するなどして、ご自分のケースの問題点を明確にしましょう。

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